「次の格闘王はAIだ!?」
そんな声が世界中に響いたのは、2025年5月、中国で行われた“史上初のヒューマノイドロボットによるキックボクシング大会”のニュースから。Asia timesが伝えています。
武漢で開催されたこのイベント、登場したのは「龍威(ロンウェイ)」と「鉄拳T-01」という名前の、身長180cm・体重80kgのリアル等身ロボット。AI搭載、サーボモーター駆動、そしてなんと回し蹴りまで搭載済み。彼らはリングの上で、ピカピカのスチール製ボディをぶつけあいながら、まるでアクション映画のような一戦を繰り広げたのです。
パンチの代わりに火花が飛ぶ!?
このロボット格闘イベント、「見た目は確かにスゴイ!」と評判になったものの、実際のバウトはというと……。
お互いのセンサーが過剰反応して、ジャブ一発で「一時停止」。
高性能すぎて「キックを検知 → 回避 → 相手も回避 → 永遠のフェイント合戦」に突入。
観客からはこんな声も。
「ラウンド1で両者バッテリー切れ。早すぎやしないか?」
「鉄拳T-01のスピンキックがWi-Fi干渉で中断」
「え、今のカウンターじゃなくて再起動だったの!?」
SNSでは《#ロボット格闘あるある》がトレンド入りし、
「セコンドがエンジニア」「応援の声がSiri風」などツッコミも大盛況。
でも、このイベントの最大の見どころは、やっぱり“人間らしさ”の欠如にありました。
格闘技は“熱”が命!
確かに、ロボットのキックは正確で無駄がありません。
でも、私たちが本当に心を震わせるのは、選手の「根性」「汗」「気迫」なんですよね。
倒れても立ち上がる姿、必死に呼吸を整える様子、震える足で踏み込むローキック。
AIにはまだ、あの“魂のぶつかり合い”は再現できません。
今こそ本物の格闘技を体験してみませんか?
未来の格闘技は確かにAIやロボットと共存していくかもしれません。でも――
「やっぱりキックボクシングは肉体を使ってやるもの」ですよね?
心を熱くするのは、スチールの拳じゃない。
あなた自身の汗と努力の結晶です。
さあ、あなたも今日から本物のファイターに!